演劇

『JR常磐線上り列車 ―マスク― 』

青春五月党

7月21日(金)~ 28日(金)プレ公演(ワークインプログレス)
18:00 開演 ※7月23日(日)のみ13:00 開演
1ステージ、1ステージ、結び目をほどいて結び直す、創作の試行錯誤のプロセスをご覧いただけます。
※一部日程でキャストが変更になります。

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8月4日(金)〜 6日(日)

8月4日(金)18:00 開演
8月5日(土)13:00/18:30 開演
8月6日(日)19:00 開演

※開場は開演の30分前
『JR常磐線上り列車 ―マスク― 』 メインビジュアル
撮影:新井卓
会場

作・演出:柳 美里
出演:秋元菜々美、大内彩加、尾﨑宇内 (青年団)、菊池佳南(うさぎストライプ・青年団)、木村巴秋(青年団)、久留飛雄己(青年座)、佐藤真喜子、関根颯姫(青春五月党)、名古屋 愛(青春五月党・青年団)、緑川史絵(青年団)、齋藤夏菜子、福島県立ふたば未来学園高等学校演劇部

チケット情報

料金(整理番号付き自由席・税込)
一般 4,000円 学生 3,000円
※未就学児入場不可 ※プレ公演は一般 3,500円 学生 2,500円

  • 要会員登録
  • チケット料金のほかに各種手数料がかかります。必ず申込画面にてご確認ください。
  • チケットのキャンセルや払い戻しはできません。
  • 「Voice on Voice」の各プログラムについては、購入枚数をお一人様につき1枚までとさせていただきます。
  • お申込みについてご不明点がある際は下記ページでご確認ください。

https://t.pia.jp/help/

  • 要会員登録
  • お申し込みをしたチケットは、スマートフォンアプリに表示されます。紙のチケットは発行されず、スマートフォンがそのままチケットとなります(アプリをダウンロードできない場合、パソコンから印刷することもできます)。
  • お申込みについてご不明点がある際は下記ページでご確認ください。

https://help-attendee.peatix.com/ja-JP/support/home

  • 会員登録不要
  • 参加費のあるプログラムは当日会場の受付にて精算(現金のみ)となります。
  • お申し込みの締め切りは各開催日の3日前となります。
  • ご不明点につきましては芸術祭事務局にお問い合わせください。

最寄り駅からのアクセス … JR小高駅 徒歩2分

3年ぶりの新作公演。「マスク」を通して描かれる現在する過去

「マスク」の舞台となるのは、JR 常磐線の車内。
登場人物は、異なる時を生きる高校生たちである。
2020年5月15日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除された翌日、感染症対策のためにマスクを着用して登校する高校生たち。
2011年5月14日、放射線防護のためにマスクを着用し、避難先からサテライト校に通う高校生たち。
2011年3月10日、マスクを着用せずに下校する高校生たち。
出来事は過去に編入される際に正負や善悪に振り分けられがちだが、過去の今を生きる人々もまた、
現在の今を生きる私たちと同様に、これから何が起こるか全く知らされないまま未来を眼差していたのである。
彼らと私たちは、同じ時に揺られて、同じ方向に進んでいる。
『常磐線上り列車 -マスク- 』で描く時は、現在する過去である。

©️原 研哉 / 日本デザインセンター

青春五月党

柳 美里が 1987 年に 18 歳で旗揚げした演劇ユニット。1993 年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少受賞。1994 年『Green Bench』が戯曲として初めて第 7 回三島由紀夫賞の最終候補となる。1995 年までの 8 年間で、柳 美里の戯曲 10 作品を上演する。以降、小説に軸足を移していたが、2018 年に南相馬市小高区の自宅 裏倉庫で四半世紀の沈黙を破り、復活公演『静物画』『町の形見』を連続上演。2019 年『ある晴れた日に』では、南相馬市、仙台市、盛岡市の東北ツアーを行う。

撮影:宍戸清孝

柳 美里

1968年、茨城県土浦市生まれ。高校中退後、東由多加率いるミュージカル劇団「東京キッドブラザース」に入団。俳優を経て、1987年に演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少受賞。1997年『家族シネマ』で芥川賞を受賞。2015年4月、鎌倉から南相馬市原町区へ転居。2018年、福島県南相馬市小高区の自宅を改装し、ブックカフェ「フルハウス」をオープン。同年「青春五月党」を復活させる。2020年『Tokyo Ueno Station(JR 上野駅公園口)』で全米図書賞(翻訳文学部門)を受賞。

舞台美術プラン:杉山 至
舞台美術:濱崎賢二(青年団)、杉山 至、他
演出助手:松岡 努
照明プラン:海藤春樹
照明:溝渕 功(カンパーナ)
照明協力:森下 泰(Light Ship)
テクニカルディレクター:關 秀哉
音響:佐野貴史(DISCOLOR Company)
制作:柳 丈陽、鄭 慶一、林 慶一、林田古都里、喜舎場 梓
協力:青年団、平田オリザ、青年座
資料協力:JR東日本、福島県教育庁、福島県立博物館、東日本大震災・原子力災害伝承館、他
協力:ヒアリングにご協力頂いた2011年3月に相双地区の中学生・高校生だった皆様、教職員の皆様・福島県立ふたば未来学園高等学校OB・OGの皆様

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